先日の雷と大雨の影響で少しは涼しくなったかと思いきや、今日も暑いです。
こんにちは、香芝中央鍼灸整骨院の南野です。
前回は熱中症が体内に熱がこもることによってさまざまな体の不調を引き起こす、というお話でしたが、今回はその予防策と応急措置についてお話していきましょう。
そもそも熱中症を引き起こす要因は何なのでしょうか。
連日テレビなどでも目にする機会が多いため、ご存じの方も多いとは思いますが改めて。
熱中症を引き起こす要因は「環境」と「からだの状態」に分けられます。
「環境」の要因としては…
・気温が高い
・湿度が高い
・急に気温が上がった
・日差しが強い
・風が弱い など
「からだの状態」の要因として…
・睡眠不足
・発熱や下痢など体調が悪い
・持病がある など
以上の要因を見てもらうと熱中症は屋外の炎天下のみならず、屋内でも起こる可能性があることが分かってもらえると思います。気温や湿度が高い時期、体調に不安があるときは屋内なので大丈夫と決めつけず、しっかりとした対策をとる必要があります。
また、乳幼児や高齢者は体温調節機能の未熟さや衰えのため体に熱がこもりやすく、暑さを自覚しにくいため注意が必要です。
では熱中症の予防策として…
・エアコンを活用する。扇風機などで風を動かしてあげるとより効果的です。
・こまめな水分補給をするようにしましょう。その際、塩分も一緒にとることが必要です。経口補水液やスポーツドリンクを活用する、水を飲む場合でも一緒に塩飴を食べるなどすると水分と一緒に塩分も補給することが出来ていいでしょう。
ただし、カフェインを多く含むコーヒーやお茶、アルコールを含む酒類は利尿作用があり、かえって脱水状態を進める恐れがあるので注意が必要です。
・高温多湿下での激しい運動を避ける。湿度が高い状況ではかいた汗も蒸発せず、体にこもった熱を逃がすことが出来ません。
・吸湿性・通気性のよい衣類を着用する。
・暑さに負けない体づくり。これは重要です。普段から軽い運動で汗をかき、十分な栄養・休養をとるようにするなど普段から健康管理を心掛けましょう。ただし、暑さが厳しくなってしまってからの無理は控えましょう。
それでも熱中症になってしまったら…
・日陰や冷房の効いた部屋で休ませ、衣類の襟や裾を緩めてあげましょう。
・経口補水液やスポーツドリンクなどで水分と塩分の補給をする。
ただし、強い脱水状態で塩分を含まない水分だけを与えると低ナトリウム血症という状態を引き起こすことがあるので注意が必要です。
・霧吹きなどで水を浴びせたり、氷枕などを腋や股などの動脈が集中する部位に当てて、体の熱を逃がしましょう。
・症状が改善しなかったり、意識がない場合は速やかに病院へ連れて行くようにしましょう。救急車を呼ぶことも躊躇してはいけません。
以上が熱中症の予防策と応急措置ですが、熱中症はほぼ自覚なしで症状が進んでいることが多いため、少しでも不調を感じたら無理はしないようにしてください。
前回からお話してきましたが、熱中症は甘く見てはいけません。
もうしばらく続きそうなこの暑さ。しっかりと暑さ対策をして夏を乗り切りましょう。
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香芝中央鍼灸整骨院
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2015/08/09