関節といえばみなさんは肩や膝、手首、足首などよく動く場所を思い浮かべませんか?
仙腸関節は靭帯によって固く連結されているため関節といっても数ミリしか動きません。
ですが、この小さな動きがとても重要になります。
この場所は身体の軸となる背骨(首、腰も含む)の根元にあり、いろいろな動きに対応できるよう数ミリという小さな範囲で、からだ全体のバランスをとっています。
建物でいうと免震構造の役割ですね。
免震できないと建物は強い揺れに耐えきれず壊れて崩れてしまいます。仙腸関節で免震できないと体には歪みとして表れたり痛みとして出てきます。
中腰での作業、同じ動作の繰り返し、変な体勢での動き、急な負荷、負担の積み重ねなど
これらによって仙腸関節に不具合がおこります。
その不具合を残したまま日常生活を続けると首、背骨、腰だけでなく使い方によっては手や足にも、どこにでも痛みが発生します。
ほんの小さな動きですが仙腸関節が体に与える影響は大きいものです。
ですから当院は体の中心部である骨盤(仙腸関節)を診てから全体を治療させていただきます。
2014/08/05