前回は栄養素を使って身体を作ってくれている新陳代謝のことを書きましたが、今回はエネルギーを使って身体(脳、筋肉、内臓など)を動かしている代謝の話をしていきます。
人間は、寝ころんで動かずじっとテレビを観ている時や寝ている時、安静にしている時でも、止まることなく行われている呼吸、心臓の拍動、体温を一定に維持するなど、意識しなくても生命を維持するために必要な活動が行われています。その生命維持に必要な最低限のエネルギー代謝量のことを基礎代謝といいます。
1日に消費される総エネルギー量は、基礎代謝と身体を動かすため(スポーツ、仕事、家事など)の代謝、食後の栄養素の分解や吸収に必要な代謝を合わせたものが含まれます。そのうちの約7割をしめるのが基礎代謝量といわれます。何もせず生命活動を維持するために必要な基礎代謝がこれだけ多くのエネルギー消費をしていることに驚きます。
成長期が終わった成人の1日に必要な最低限のエネルギー量は、男性で1500kcal、女性では1200kcalです。
基礎代謝は年齢や性別、栄養状態、筋肉量などから個人差があります。その中でも成人の方においては筋肉量の違いが基礎代謝の消費量を大きく変えます。同じ身長、同じ体重というように背格好は似ていても筋肉量が多い人の方が基礎代謝が高くなります。基礎代謝が上がれば何もしていなくても使われていくエネルギー量が増えます。
ですから、食事の制限だけをして痩せることは身体にとってよくありません。基礎代謝を上げることで太りにくい身体を作ることが出来ます。
痩せるためには食べないことと考えている方は間違いですよ!食べることも必要なんです。
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2015/03/12