ふなっしーは花粉症であった。そんなニュースが今月２日に日本中に流れました。
都内で行われた某製薬会社の「くしゃみソング」お披露目式のことである。
ふなっしーは平成２３年１１月、船橋市名産の梨をモチーフにした個人的に始めたゆるキャラです。最初は自主的に地域のイベント活動など目立たぬ存在だったが、中の人が自ら喋るスタイルや、ゆるキャラらしからぬ激しい動きをするなどして一気にブレイクし、今や国民的人気ゆるキャラとして不動の地位を得ている。そんなふなっしーだが実は小学校の時に花粉症になったらしいのだ。(よく見るとふなっしーには鼻がないので設定上無理があると思うのだが・・・)

さて、関西地方のスギ花粉の飛散の時期は「２月中旬～４月上旬頃」ですので、ちょうど今がピークだと思われます。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりや眼のかゆみといった主症状で悩まされている患者さんの数は、全国でなんと３３００万人、実に国民の3人に1人は花粉症だということになります。花粉症に対して様々な対策をされていると思いますが、マスクやメガネをしても完全に防ぐのは困難であり、お薬も一時的な効果はありますが、眠くなる・喉が渇くといった副作用も辛いものです。そして意外に鍼が効くという事を知らない方が多いのではないでしょうか。

東洋医学では、花粉症は体の水分バランスの異常であると考えます。これを「水毒」といい、鼻水・涙が止まらないといった症状は、まさしく花粉症は体から水がジャブジャブと出ている状態なのです。ではなぜ「水毒」といった状態になっていくのかと言うと、水分の摂り過ぎに加え精神不安定、疲労、胃腸の消化・吸収不良、ストレス、冷えなどが挙げられます。鍼治療では、この体の水分バランスの異常を「気・血・水の滞り」と考え正常に戻す為の治療をします。

この鍼治療をすることによって、１回の治療でもかなり鼻の辛さなどはとれます。ただし、１回の治療では効果が長続きしません。週に１回程度の継続した治療を受けておいた方が、より根本から花粉症を治す事ができます。さらに日常生活でも気をつけておきたい事があります。
➀水分を摂り過ぎない　➁体を冷やさない　➂しっかりと睡眠をとる　➃バランスのとれた食事　➄ストレスをためない
これらの事に気を付けておけば、花粉症とは無縁の生活が送れるでしょう。
ふなっしーもＴＶ出演などで忙しくて、花粉症の症状も悪化していると思われます。中に入っている人も早く花粉鍼を受けてほしいものです。

スタッフ　國富

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2015/03/13