前回はビタミンAが眼に必要なことをお伝えしました。
健康状態を維持するために欠かせないビタミン!今日はビタミンB群についていくつか書いていきます。
ビタミンB1
余分に摂っても体の中で蓄えることができないため毎日とるつもりでいるとよいでしょう。
糖質の代謝には欠かせません!糖質の多いインスタント食品、清涼飲料、甘いお菓子など…これらをとり過ぎると必然とビタミンB1の需要も高まります。健康状態を保つためにはエネルギー摂取量1000kcalに対して0,4mgのビタミンB1が必要とされるので食事の量(カロリー摂取量)に合わせて意識して摂っていきましょう。
不足すると食欲不振、肩こり、めまい、下肢のしびれ、息切れ、動悸など…疲労物質がたまりやすく、筋肉痛、浮腫み、疲労感という症状がでてきてひどくなると脚気になります。末梢神経が障害され下肢にしびれ感や力が抜けてよくつまずくということも。
疲労の回復、神経や精神を正常に保つ役割もしてくれるため、こむら返りには必需品となりますね。
不足を補うために、豚肉、ウナギ、ロースハム、かつお、小麦胚芽、玄米などを摂りましょう。
ビタミンB2
脂肪をエネルギーに変える働きに関係するため肥満対策や動脈硬化の予防に必要なビタミンです。また眼や皮膚、口腔内の粘膜を保護し、皮膚、毛髪、爪などの細胞を再生します。
不足すると、口内炎、舌炎、皮膚炎、目の疲れ角膜の炎症が現れます。
ビタミンB2を含む食べ物はレバー、うなぎ、サバ、イワシ、納豆、卵、牛乳、アーモンドなど。
ビタミンB6
ビタミンB1、B2、B6は関連して働くため同じ量くらいの量をとるといいですよ。
アミノ酸をタンパク質に再合成したり、アドレナリンやセロトニンなどの神経伝達物質の生成にかかわります。他にも身体を外敵から守る抗体や赤血球の生成を助けるため、不足すると皮膚炎、舌炎、貧血をおこします。
鮭、イワシ、マグロ、サバ、バナナ、レバー、鶏ささみ、ひまわりの種などを食べましょう。
ビタミンB12
ほとんどの食物性食品には含まれていないので、動物性食品から摂取しなければなりません。
葉酸とともに赤血球を作り、貧血を防ぐ働きをしているため不足すると悪性貧血が起こります。
身体の成長を促進、食欲を増進、神経系の健康を維持しています。
ビタミンB12を含む食べ物はレバー、牛腎臓、ハマグリ、イワシ、アサリ、カニ、サバ、たらこなど…
ビタミンB群と言われても働きはさまざまです。神経、皮膚、血液など自分に必要なものを意識して食事をすると健康への近道になりますよ。
ビタミンはまだまだあります。また次回に。
2014/10/24