前回お話した通りむくみとなって現れている水分は身体に必要なものですが、むくんでしまうと脚が重く感じたり動きにくさを感じたりして嫌な違和感を覚えてしまいます。
ではなぜむくみとなって余分な水分が溜まるのでしょうか?
・インスタント食品などの塩分のとりすぎ。
体内に余分な塩分が入ってくると脳は体内の塩分濃度を一定にしようと身体に働きかけます。
そのため塩分濃度を薄めるように水を貯えようとします。そして貯えた水分が血管外に出て行き細胞の周りに残ってしまいます。塩辛いものを食べた後に水がほしくなりたくさん飲んでしまうのはそのためです。
・座りっぱなし、立ちっぱなし。
長時間同じ姿勢でいることで水分が一定のところに溜まってしまう。夕方、夜になるとだんだん重力で水が足の方に溜まりやすくなる。朝顔がむくんでいるのは重力で全身に水が均等に分配されるからという理由もある。
1日中同じ姿勢を続ける仕事。接客、販売、レジなど立ち仕事、デスクワーク…
・冷え、血行不良など。
冷えにより血液の循環が悪くなり、筋肉の疲れ、ストレスなどによる筋肉の緊張も血行不良を引き起こすため余分な水分が残ってしまいます。
・ビタミン、ミネラル、タンパク質の不足。
カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルやビタミンB1、タンパク質が不足すると身体のむくみに影響してきます。
・夏にむくむ人は喉が渇いて冷たいものをがぶ飲みしているからという理由もあるかもしれません
以上のようなむくみの原因は生活習慣を振り返って改善できるものもあります!
また、女性は男性より筋肉量が少ないため基礎代謝も少なく、足からの血流も心臓に戻って行きにくいためむくみの訴えが多いです。きつい下着をつけて体を絞めつけることも血液循環を悪くするためむくみを起こしやすくなります。また月経前の1週間くらいはホルモン濃度の関係でむくむ人が多くいます。
むくみと言えば男性よりも女性の悩みとして頭に浮かんでくるのはこのことがあるからなんですね。
2015/02/16