前回は腰椎椎間板ヘルニアの原因と若い人にでも発症することをお話しましたが、今回はその症状についてお話していきます。
症状の出方や場所は人それぞれ違いますが次のようなことを感じたことはありませんか?
・立ち上がりや歩行困難になるくらいに腰から足までの範囲に痛みを感じた
・咳やくしゃみをしただけなのに腰から足までの範囲に激痛が走るのを感じた
・お尻から太ももの裏にかけて痺れを感じた
・椅子にもたれかけようと体を丸めたら痛みが走った、伸ばすと痛みが軽減した
・歩くだけで腰から足にかけて痺れるような痛みを感じた
・長時間立っていたり、座っていることがつらく苦痛を感じた
などヘルニアの場所や大きさの程度にもよりますが、激しい腰の痛み・痺れに加え、筋力低下・冷感といったものまで出てきます。
強い症状になると下肢の感覚障害や運動障害、立ち上がりや歩行困難、排尿障害もでたりします。
また、以上のような明らかな症状が出ていなくても、不調を感じてMRIを撮ってもらったらヘルニアがあると言われましたという人はたくさんいます。
いまは症状がなくても椎間板が変形を起こしている時点で、日常の動作や姿勢の積み重ねがそれだけの負担となってヘルニアができてしまっているんですね。
椎間板ヘルニアのためだけの予防ではなく、健康な身体を維持していくために普段から姿勢を気にかけるようにしてください。
あぐらをかいて長時間すごしてませんか?背中が丸くなっていませんか?左右の肩の高さが違っていませんか?…。
そういえば前にも同じような痛みや不調を感じたな、といったことがあればご相談ください。
2015/01/31