前回のところで、何もしなくても生命維持のために働いている基礎代謝がとても大切だということをわかっていただけたと思います。
その基礎代謝を上げるためにはどんなことが必要かを紹介していきます。
何が必要なのかというと筋肉の量を増やすことです。
だからといっていきなり重いダンベルを使うなどの激しい運動をする必要はありません。
まずは使えていなかった筋肉を使えるようにするためストレッチから入るのが始めやすいでしょう。ストレッチで筋肉の柔軟性をだすことで血液の循環もよくなります。
そして簡単な運動といえばウォーキングです。少し胸を張って歩く、少し歩幅を広げる、軽く腕を振ってみるなどしてウォーキングをすると心肺機能が上がります。文字通り心臓や肺の働きもよくなり酸素を取り込める量も増えて細胞も活性化されていきます。
このように毎日でも出来る運動を続けていくと、平熱が上がる、体温が低い人でも上がりやすくなるなどエネルギー消費量も増えて基礎代謝が上がります。
しかし、せっかく毎日運動をして基礎代謝を上げているのに、暖房や冷房をきかせた部屋で長時間過ごすといったことをしていると、身体が自分で体温調整をする機会が少なくなり熱を作ろうとする機会も少なくなります。そのため21~23℃くらいで設定するのがよいと思います。
他にも少しでも基礎代謝を上げるためにできることと言えば、座る時当り前のようにすぐ背もたれにもたれるのではなく背中を離して筋肉を使って姿勢を維持してみる。もっと簡単なところで言えば、深呼吸をしたり腹式呼吸をしたりすることで意識しないと使えていない筋肉を動かしてみることです。
意識することは大事ですが激しい筋トレや運動ではなく、自分が毎日続けてできる運動から始めましょう。
体を動かすために使う筋肉には栄養が必要ですのでいろいろな種類の食べ物を1日の三食で摂りましょう。
2015/03/19